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Claude Codeに同じ指摘を二度しない仕組み

Claude Codeに同じ指摘を二度しない仕組み

私たちは社内の開発作業で、Claude Codeというツールを日常的に使っています。チャットのように質問に答えてもらうだけでなく、コードを書いたり、ファイルを整理したり、調査をまとめたりする「考える仕事の相棒」として使う機会が増えています。今回は、その中で見えてきた「同じ指示を繰り返さない」ための工夫をご紹介します。

新しい担当者に、毎回同じ注意をしていませんか

新しく入ったスタッフに、同じ失敗を何度も指摘するのは、指摘する側にとっても指摘される側にとっても気が重いものです。本当は「一度決めたルール」をどこかに書いておき、次からはそれを見てもらえれば済む話です。

Claude Codeには、作業を始めるときに必ず読み込む指示ファイルの仕組みがあります。「このフォルダでは、ここを正としてください」「この書き方はしないでください」といったルールを一度書いておくと、次に同じ場面に出会ったときはそのルールに沿って動いてくれます。私たちの場合、過去に一度だけ起きた事故の経緯と、その再発防止のための具体的な手順を書き残しています。口頭での注意は忘れられますが、書かれたルールは忘れません。

ポイントは、失敗してから書く、ということです。先回りして完璧なルール集を作ろうとすると息切れします。実際に困った場面に出会ったときだけ、その経緯と対処法を短く追記していく。これだけで、同じ指摘を二度しなくて済むようになります。

調べ物は、本筋と分けて任せる

もう一つ便利なのが、調査や下調べを本筋の作業から切り離して任せられる仕組みです。「このフォルダ一式を見て、どこに何があるか調べてきて」というような作業を別枠で動かしておき、結果だけを受け取る形にできます。

これは実務の感覚に近いものがあります。店舗の売上を分析するとき、生データを全部自分の手元に積み上げてから考えるのではなく、担当者に「先月との違いだけまとめて」と頼んで、要点だけを受け取るほうが思考が止まりません。Claude Codeでも、調べ物そのものを任せて、結論だけを受け取るようにすると、本来考えたかったことに集中できます。

「毎回頼む」から「仕組みにする」へ

同じ種類の作業を繰り返す場合は、その手順ごと名前を付けて再利用できるようにする方法もあります。見積書を作る、デプロイ前に確認する、といった決まった手順を一つの「型」として保存しておけば、次に似た依頼をするときは、細かい手順を毎回説明し直す必要がありません。

これは私たちが研修の場でよくお伝えしている考え方とも重なります。AIを使うときに一番時間がかかるのは、実は「毎回うまく指示を出すこと」です。指示の出し方そのものを仕組みにしてしまえば、そこに使っていた時間が余白になります。その余白を、お客様との会話や、次の一手を考える時間に使えるようになります。

小さく始めて、育てていく

ここで紹介した「ルールを書き溜める」「調査を分けて任せる」「手順を型にする」という工夫は、どれも最初から完璧を目指す必要はありません。私たちも、今の運用にたどり着くまでに何度も書き直しています。大事なのは、一度うまくいかなかったことを、次に活かす形で残しておくことです。

Claude Codeに限らず、生成AIを実務の相棒にしていくうえでは、ツールの機能を覚えることよりも、こうした「育てていく姿勢」のほうが効いてくるというのが、私たちの実感です。

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