少し前に話題になっていた新しいハラスメントってご存知ですか?
その名も「ロジハラ」です。 ロジカルハラスメントとはロジカルであることを強要する、正論で相手を論破する、ロジカルであることが当たり前というように相手を馬鹿にする、などを指します。
理系業務だとロジカルさがどうして際立つ一方で、仕事においてはエモーショナルな部分も必要だと考えています。
というわけで今回はロジカル vs エモ、仕事で成功するにはどちらが大切なのかという話をしたいと思います。
こちらは前回からの続きとなっておりますので、よかったら前段もご一読ください。
目次
1、ロジカル vs エモ ビジネスに必要なのはどっち?
2、気付かされたのは若いころの失敗から
3、ロジカルはあと付けサクサクで
1、ロジカル vs エモ ビジネスに必要なのはどっち?
結論から申し上げると私は以下のように考えています。
エモから入ってロジカルを付けた方がいい。 ロジカルは後から補えていけばいい。
私の扱っているのはデジタルなものですが、企業様の抱えている課題に共感できなければいくらデジタルを駆使しても意味がないと思っています。
つまり、導入部分は間違いなく「エモ」から。 ロジカルに「この方法が絶対いいからコレだけやってください!」みたいな押し付けって結局企業様に響かないですよね。
使うのは人間なんだし。人間には感情があるんだし。
2、気付かされたのは若いころの失敗から
まだ飲食企業に勤めていた頃のこと。
新店の立ち上げを任されていました。 オープン時にはアルバイトさんを沢山雇います。
よく求人で見ますよね「オープニングスタッフ募集!」というキャッチコピー。 そのオープニングスタッフをたった1か月で半分以上辞めさせてしまったんです。
そしてその半分のメンバーで年末の繁忙期を迎えるという非常事態…。
飲食経験者であればおわかりになるでしょう、そのやばさを。 「年末」×「新店」×「スタッフ半分しかおれへん」 まさに無双状態。
しかもオープン準備のための予行演習のようなものも一切なし。 更に広告は打っているので、ありがたいことにオープン初日からお客様は沢山いらっしゃるんです。それはもう。
・・・何がまずかったのかは後から考えれば明らかでした。
準備期間が全くなく、新しく雇ったアルバイトさん達に十分な教育もできないまま、現場に放り込んでしまったことです。 新しく雇われる人達の気持ちもわからずに、ただ営業をさせてしまったんです。 そりゃ辞めますよ。
新しいお店の工期との兼ね合いもあったのですが、会社側に言われたままの慌ただしい日程で新店を引き受けたこと、オープニングスタッフへの十分な説明もしないまま働いてもらってしまったこと、反省点は沢山ありました。
3、ロジカルはあと付けサクサクで
エモな部分は人それぞれ・会社それぞれだと感じますが、ロジカルな部分は型があると感じています。
一回やってしまったら転用可能なのがロジカル
つまり、修行すれば応用も効いてしまう。 それがロジカルではないでしょうか。
私の仕事も、8割は誰でも少し勉強したらできる内容でロジカルに組み立ててあり、あとの2割をエモ部分で補っています。
でもこの2割のエモは他の人に真似できない唯一無二の部分。 発想力だったり、傾聴力、あとは情報収集などもそうかもしれませんが、この2割がビジネスでの大きな役割を担っていると思っています。
次回はそんな私の2割のエモで何をしてきたのか?どういう仕事につながったのか?を書きたいなと思っています。 今回もお読みいただきありがとうございました。
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